麻生新内閣が発足しました。この内閣に対する評価がいろいろ言われています。その中で私が一点強く気になったところがありました。
中山成彬国土交通大臣。報道によると、当初は行政改革・公務員改革担当大臣ということが打診され、それに対して「自分を含め、家族3人の公務員一家だから行革大臣はできない」として不満を述べたそうです。結果として中山氏は国土交通大臣に。
この中山氏の発言の真意がどういうものだったか定かではありませんが、公務員出身だから行政改革・公務員改革は担当できないということであれば、その見識はいかがなものでしょうか。
私も公務員の出身です。その経験を通じて、現在の公務員制度の良い点も、そしてもちろん悪い点も身に沁みてわかってきているつもりです。だからこそ、公務員制度の本質をついた改革を考えることができるという自負もあります。
○○の出身だから、その出身母体に関係する改革はできないというのでは、政治に求められている役割を果たしえません。
まさに、国民の目線から望まれる改革を断行する。それが、それだけが、政治に求められる働きではないでしょうか。
コメント
コメント一覧 (1件)
「できない」をどう解釈するかに思います。能力が無いから、出身に甘いから「できない」ではなくて、色々と余計な事をかんぐられるから「できない」ではないでしょうか。政治家が、全く関係無くても暴力団関係者、悪い噂の企業が出入りしている企業を避けるのと同じです。後者だと賢明な判断でしょう。
欧州プロサッカー界では、親子同じチームの場合があります。問題が全く無いそうです。高校野球で監督と息子が同じチームの場合、苦労するそうです。監督は他の子より厳しく、息子も他の子より練習、雑用をこなすようです。日本は、妬みや陰口が多く、小さな人間が多いですからね。