諫早湾干拓事業の問題を明らかにし、そして有明海の真の再生をめざして長年活動を続けてこられた、よみがえれ有明訴訟弁護団のみなさんが、このたび、韓国において、水環境大賞ガイア賞を受賞されました。
この賞は、韓国の政府も関与する非常に意義深いものであり、弁護団の皆さんの長年の活動が、国際的に評価を受けたことはすばらしいことです。もちろん、弁護団とともに闘いを続けてくださっている、漁業者、市民の皆さんの強い連帯があってこその今回の受賞であることは言うまでもありません。
この受賞を機に、この問題にともに闘ってきた同僚国会議員の皆さんと、「私たちももっともっと頑張ろう」と決意を新たにしました。
国の様子は言うまでもありません。開門に向けた環境アセスメントとは言うけれど、2ヵ月半かけて、9月末にやっとその「指針」が出来ただけ。その指針を受けて今度はアセスの方法書を作る段取りなのですが、これにどれだけの期間がかかるの、農水省に聞いても「半年でしょうか、一年でしょうか・・・・」という生半可な答えばかり。
方法書を作るのにそんな様子なら、アセスが完了するにはいったいどれだけの期間がかかるのかと問えば、「さあ、何年かかるかは・・・・・・」と、本当に答えを出す気があるのかと言いたくなるような不明瞭さです。環境アセスが、時間の引き延ばしの道具に使われていることがよくわかります。
開門調査こそが、最良の環境アセスメントなのです。
コメント
コメント一覧 (3件)
諫早湾に関しては地元の方々の間でも賛否両論が対立していますね。閉鎖前なら私も干拓事業そのものに反対でしたが、今となってはどうでしょう。開門して、元の諫早湾の環境に戻せるのか、また大串議員は触れていませんが、入植している農家の方々への不利益はどうするのか。少なくとも開門してしまえばOKというような簡単なものではなさそうです。
水環境大賞に韓国政府が関与して云々という件は失礼ながら笑ってしまいました。韓国政府に一言。まずは日本に大量に漂着して問題になっている、ハングル表示つきのゴミをなんとかしてくれませんか。
ロンドン条約に違反して、毎年大量のゴミを、日本の領海を含めた、海洋に海洋投棄している国の賞など、紙屑と代わらないのではないでしょうか?
漂着ゴミに毎年50億円以上のの税金が使われている現実を議員ならばご存知ですよね!
更に、韓国の密漁、違法操業による海洋資源の枯渇など、どれだけ日本の漁民が迷惑を被っているか。それを手放しで祝福する議員の心情は理解できません。
「お前は庶民感覚の無い○○か」となじりたくなりますよ。