小沢代表と麻生総理の、初の党首討論が開催されました。
麻生総理は、世界的な経済危機が広がっていることを理由に、「政局より政策」、「景気が第一」と述べ、追加経済対策を最優先課題とし、衆議院解散総選挙を通じて国民に信を問うということを先送りにしました。
ところがその麻生総理は、追加経済対策を実行するための第2次補正予算については、今国会に提出することはせず、来年にまで先送りにするとしています。政局が解散含みで進むことを避けるためです。
これは筋道が通らない、それが今日の小沢氏が最も強調した論点でした。政局より政策だと言った麻生総理。しかしその麻生総理自身が、政策を先送りにしようとしています。
麻生総理は、「年末までは第一次補正予算で対応できているからいいんだ」と、以前には全く言っていなかったような理屈を述べ対応していましたが、さて、「年末はもう大丈夫」という麻生総理の見方を、皆さんはどのように受け取られたでしょうか。
しかも麻生総理、また間違い発言あり。3代続けて国民の信を問うていない政権であることを指摘され、これに対して「日本は議会制民主主義だからいいんだ」と答えました。おそらく大統領制ではないからいいんだと言いたかったのでしょう。しかしこれは「議院内閣制だからいいんだ」と答えるべきところ。これは単なる言い間違いだったのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (13件)
解散の先送りは「筋道が通らない」ではなく、「民主党にとって都合が悪い」でしょう。そもそも解散は総理の専権事項です。また討論で麻生総理は、「この金融危機に、かつ米国が大統領交代のはざまで、事実上政治が空白になっている最中に、日本まで政治を空白にするのはまずい」と述べています。誰が聞いても正論ですね。にもかかわらず一方的に小沢氏礼賛とは片腹痛いと言わせていただきます。
自分が支持している政党や政治家の主張が一番正しいと思いたいのはだれでも同じです。私は国民の目線にそって政策を考えるという点では、自民党より民主党がよりましだと思い支援しています。自民党政治は、恵んでやってる、施してやってるという姿勢を強く感じます。これまでの長年の上を向いた政治姿勢にぜひ一度区切りをつけ、政権交代を切望しています。これまでの麻生総理や自民党内の一連のごたごた行動やぶれまくり言動こそ、筋道の通らない矛盾だらけだと思います。ごく普通の貧しい一庶民としての思いです。
> しかも麻生総理、また間違い発言あり。3代続けて国民の信を問う
> ていない政権であることを指摘され、これに対して「日本は議会制民
> 主主義だからいいんだ」と答えました。おそらく大統領制ではないか
> らいいんだと言いたかったのでしょう。しかしこれは「議院内閣制だ
> からいいんだ」と答えるべきところ。これは単なる言い間違いだった
> のでしょうか。
信を問うに対して実行されるべきは総選挙で有り、日本は議会制民主主義なのですから、問いかけに対する回答としては間違っていないと思います。
少なくとも党内で民主的に、そして議会内で議院内閣制に従って民主的に選ばれた総理である事は間違いありません。
何をもって間違いと指摘されているかは理解に苦しみます。
「自民党がダメだから政権交代」、あるいは「庶民」「国民目線」と言う鵺の様な単語で民主党を支持する声は聞かれますが、具体的に民主党の政策の何が・どのように良いから民主党を支持すると言う声を聞いた事がありません。
私は無党派なので双方の政党、所属議員の発するところを雑音や勝手な解釈無しで比較したいのですが、少なくとも民主党は具体的なプラン・政策の提示、それに対するメリットとデメリットを提示しているとも思えません。
新聞が言ってるから、偉い学者様が言ってるから、みんなが言ってる
からと言うのは民主主義だとは思いません。
SOS様
> 自分が支持している政党や政治家の主張が一番正しいと思いたいのは
> だれでも同じです。私は国民の目線にそって政策を考えるという点で
> は、自民党より民主党がよりましだと思い支援しています。
一部には同意しますが、国民の目線と言う統一した物があるのか、庶民という物がどの範囲を指すのか私には解りませんな。
私がルールなので、私が考えた「国民の目線」、「庶民」にみな従わねばならないと言うなら話は別ですが。
この両者を話のなかに入れる人で、それが何か・何を意味するかを説明した人を私は見たことがありません。
麻生さんは理解できない
今国会に二次補正をなぜ出さない
一次補正は福田内閣で閣議決定したのにも関わらず年末一ヶ月の空白を作り、中小零細企業がもろに影響を受けて倒産して路頭に迷い事が想像さえ出来ないのか
そもそも100年に1度の危機ならば10月30日の会見で使った「政局より政策」「スピード」「迅速」など リーダーとしての資質はないに等しい
まさに麻生さんは「国民への背身行為」でしかない
自爆するような発言で謝罪を繰り返し 意味不明なニタニタ笑い
「一貫して」と言う時は一貫していない。見下した迷惑な迷走ぶり
麻生さんが総選挙を見送り中小零細企業や民主党を兵糧攻めにしている
例え麻生さんが総理を辞めても、なに不自由なく生きていける だが、解雇になった弱者はそうゆう訳にはいかない
ふざけるなと怒りだけがこみあげる
「補正より保身」「政策のような政局」自民党への怒りは募る
政策の議論が全く無くて、予算と解散の時期をめぐる押し問答に終始していました。御二人の党首討論なら、あんなものでしょう。それでも、有権者からは、政局差し手で小沢氏に長、体力で麻生氏に長と、それぞれの長所と短所が見えたのではないですか?
来年1月20日(US時間)にオバマ政権が正式発足するまでは、麻生氏には解散する気持ちは無いでしょう。それまでは、麻生政権が国際金融を支える、という意気込みでしょう。IMFへの1000億$出資が効いて、事実そういう状態であり、このまま保ってほしいと思っている経済人も多いでしょう。少なくとも1月20日までは。
雇用は、中期的な成長見通しが立たないと増えませんから、補正予算の時期や内容には影響を受けないでしょう。12月中に提出するという中期計画と2009年度本予算が勝負でしょう。
ただし、2009年1月20日以前にも、ハプニング解散はありうるでしょう。その場合は、選挙と政権交代も、有効需要で景気対策と考えましょう。
大串議員。もっと大きな議論をして下さい。ブログも重要な討論の場です。
たとえば、こうした優れたブログに、正面から応答願います。
「国民を大きく失望させた党首討論 - 「政治改革」の末路と皮肉」
http://critic5.exblog.jp/9951663/#9951663_1
↑
極左ブログ、特定の言語が入る場合コメントが拒否される。
別名、卑怯者ブログ、見る価値無し。
ニック様、2次補正予算は次期通常国会冒頭で出すのが、実は早期成立の無難な早道なのです。年内に出すと、民主党が例によって参院で引き伸ばしをやった場合(今も金融機関強化法案でやってますね)の対応ができません。つまり、「法案の参院送付後60日を経過しても参院議決がされない場合、否決されたものとして衆院で再議決できる」というアレが使えません。臨時国会は最大で年明け1月いっぱいまでしか延長できませんので。
前稿の続き→また参院審議中に1月末を迎え、継続審議になった場合も、前述の60日はキャンセル、最短で2月2日からとなる次期通常国会で、参院審議からやり直しとなります。ならば1月冒頭に通常国会を招集し、そこで法案提出すれば、60日待っても3月上旬には衆院再可決が可能です。これなら2次補正予算案の成立は年度末にギリギリ間に合います。これが法案提出年越しの理由ではないでしょうか。
前稿の続き→金融強化法案の場合、民主党は衆院審議までは協力姿勢を見せていました。ところが解散を延期された腹いせに、くるりと手のひらを返し、審議引き伸ばしをしています。米国下院で同種の法案が否決されたのが、今回の株価暴落のきっかけになったことを省みても、審議引きのばしなぞ党利党略以外の何物でもありません。民主党の動きについて最悪のシナリオを想定することは、施政者なら当然の心得でしょう。
>また間違い発言あり
小沢党首の「ふきゅうてき速やかに」はよろしいんですか?
鳩山幹事長の「自分で仕掛けて返り血を浴びた」発言は?
マスコミ、特にTVメディアが報道しないでいてくれるから、野党は気楽でよろしいですね。
しばらく貴ブログに目を通せなかったので、今日まとめて拝見させていただいているのですが・・・
そのうち、某小沢さんみたいになるのでは、と危惧しております。
大串議員は、一体、何を為すため、国会議員として、国政に身を投じておられるのですか?一選挙区民としてお願いします。日本のため、郷里のため、「政治屋」だけにはならないで下さい。