2兆円の定額給付金を含む第2次補正予算案。今日参議院において、定額給付金を削除するという修正を入れた上で、衆議院に戻ってきました。与党多数の衆議院はこれを否決。
つまり、与党多数の衆議院では定額給付金を含めた第2次補正予算案、野党多数の参議院では定額給付金を削除した第2次補正予算案という、ふたつの異なる議決が並んだことになります。
これを受けて、憲法の規定に基づき、両院の違いを埋めるための協議を行う場、「両院協議会」が開催されました。
私たち野党は、両院協議会においても、定額給付金を再考すべしという主張を行い、与党側はこれを受け付けず、今日のところは結論出ず。
今までの両院協議会はある意味、最初から結果が見えるものでした。与党多数の衆議院側はそちら側の意見を、野党多数の参議院側はこちら側の意見を述べ、話し合いは短時間で決裂。「結論が出ず」というのが結論が出るのが通例。しかし今回は長時間かけての議論。
そのこと自体は形式的になってきていた「両院協議会」の意義の再考を迫るものでありよかったと思います。ただ、もう少し突っ込んで考えると、両院協議会の役割はある法案について国会としての成案を得るというものであり、それは基本的には本会議や委員会の機能と同じものであると私は思うので、両院協議会の議論自体を公開にするべきではないかと思います。そうしないのが「前例」ということだそうですが・・・・・
コメント
コメント一覧 (11件)
民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず (2/2ページ)
2009.1.25 20:16
このニュースのトピックス:自民党
皮肉なことに、自衛艦派遣問題の発火点となったのは、民主党議員の国会での質問だった。
昨年10月17日の衆院テロ防止特別委員会で民主党の長島昭久氏は、「海上保安庁の巡視艇がソマリア沖の海賊対策に当たるのは困難」との趣旨の答弁を政府から引き出したうえで、「自衛隊艦艇のエスコート(護衛)は海賊対策にかなり効果がある」と提案したのだ。
首相は「こういったご提案をいただけるのは、ものすごくいいことだ」と両手を挙げて歓迎した。
ところが民主党内ではその後、海賊対策論議は遅々として進まず、政府・与党の対応を遠くから眺めているだけの状況だ。
長島氏のアイデアも党内議論にはならず、鳩山氏は23日の記者会見で「なぜ海上保安庁じゃだめなのか、なぜ自衛隊なのかというところが、判然としていない」と長島質問を否定するかのような姿勢もみせた。
党内の幹部の一部は、海賊問題に関心すらない。
昨年中のソマリア沖の海賊事件は100件を超え、23人の乗組員が乗った日本郵船の大型原油タンカー「高山」が小型不審船から発砲を受け被弾した事件も含め日本関係船舶関連では3件の海賊事件があった。
ところが、民主党の平田健二参院幹事長は20日の記者会見でこんな驚くべき発言をしてみせた。
「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」
同党の安全保障政策の不安な一面を、浮き彫りにしているといえそうだ。
> しかし今回は長時間かけての議論。
さらっと嘘をつくな、嘘をw
民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず (2/2ページ)
2009.1.25 20:16
このニュースのトピックス:自民党
皮肉なことに、自衛艦派遣問題の発火点となったのは、民主党議員の国会での質問だった。
昨年10月17日の衆院テロ防止特別委員会で民主党の長島昭久氏は、「海上保安庁の巡視艇がソマリア沖の海賊対策に当たるのは困難」との趣旨の答弁を政府から引き出したうえで、「自衛隊艦艇のエスコート(護衛)は海賊対策にかなり効果がある」と提案したのだ。
首相は「こういったご提案をいただけるのは、ものすごくいいことだ」と両手を挙げて歓迎した。
ところが民主党内ではその後、海賊対策論議は遅々として進まず、政府・与党の対応を遠くから眺めているだけの状況だ。
長島氏のアイデアも党内議論にはならず、鳩山氏は23日の記者会見で「なぜ海上保安庁じゃだめなのか、なぜ自衛隊なのかというところが、判然としていない」と長島質問を否定するかのような姿勢もみせた。
党内の幹部の一部は、海賊問題に関心すらない。
昨年中のソマリア沖の海賊事件は100件を超え、23人の乗組員が乗った日本郵船の大型原油タンカー「高山」が小型不審船から発砲を受け被弾した事件も含め日本関係船舶関連では3件の海賊事件があった。
ところが、民主党の平田健二参院幹事長は20日の記者会見でこんな驚くべき発言をしてみせた。
「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」
同党の安全保障政策の不安な一面を、浮き彫りにしているといえそうだ。
官房長官が言っていたことが全てでしょう。昨年末は2次補正案を早く出せとあれだけ騒いでおきながら、衆参両院の議決が出揃った今になって駄々をこねる。まるっきりガキですね。しっかり議論をなどという方便には騙されませんよ。それから定額給付金以外の2次補正予算案には野党も賛成なわけで、麻生内閣と自民党はちゃんと仕事してるじゃないですか。民主党も事実上賛成したのですから、結果については自民党と共同責任ですよ。
大串議員を陥れたい。評判を損ねたいと思っているなら、ここに書き込みしても意味ないと思うよ。もっと頭を使ったほうがいいのでは。
社会人がここの書き込み見たらあきれるのではないでしょうか。単なる揚げ足取り。自民党工作員の方、毎日ご苦労様です。
その情熱を他に傾けたほうがいいのでは。社会は厳しいよ。
民主党に対する批判はたくさん書き込まれていますが、大串議員を陥れようなんて人がこのコメ欄のどこにいるんですか?あなたには民主党への批判は誹謗にしか聞こえないんですね。
「社会人なら…」なんて自分で言ってて恥ずかしくないですか?そんな独りよがりな価値観で社会人を語られても、妻も子もある社会人の私としては失笑するしかありませんね。
もう少し中身のある、ご自分で考えた投稿をお勧めします。
毎日、中身のない投稿ご苦労様です。
みんな笑っていますよ。
野党時代の自民党の、良く言えば創意工夫にあふれた、悪く言えばエゲツナイ抵抗に比べたら、今の民主党は驚くほど大人の対応です。A元総理やI(次は俺にやらせろ)氏が最前列で下品な野次を飛ばしていたのを知っている中年は、経費とエネルギーを無駄遣いしない方法で、反対の意思はきちんとアピールする大人の対応が好みです。とはいえ、A氏もI氏も若気の至りでしょうから、過去は問いません。大事なのは現在と将来です。
ソマリア派艦は焦ることありません。野党の反対も外交カードになります。対米では北への再制裁とバーター、対国連では安保理常任理事国入りや分担金縮小とバーターです。対ソマリア武装勢力は長引きます。
風様 お騒がせして申し訳ありません。
ところで今日の風様の書き込みの中の、海自ソマリア派遣を遅らせることが外交カードになるという箇所が私には理解出来ません。公海上で自国船舶の安全保障を他国に委ねているわけですから、普通に考えてカードは向こう(派兵している欧米諸国や中国)が握ることになるのでは?
小沢氏が主張していたアフガンへの派兵ならカードになりうると思いますが。
>TK43様
公海のAll court defenseは非効率不経済なので米国でも不可能です。
基本はzone defenseで、そのための国連です。
日本の守備範囲は、最大限に見ても日付変更線からマラッカ海峡まででしょう。過去にも、これを超えると碌なことがありませんでした。
ソマリア沖の該当海域は、NATOの西欧側の守備範囲でしたが、経費負担に泣き言を言ったところ、challenger某国が替わるよと言ったので騒ぎになりました。経費肩代わりは歓迎なものの、欧米も中東もアフリカもC国が出ばるのは困るので、日韓も巻き込んで牽制させろ、というところでしょうか。
C国も、リスクと責任の丸被りよりは分散をとか、日韓の能力を査定しようとか、将来の有望株に粉かけようとか、思惑があって合同参加に賛成しているのでしょう。
いろいろ思惑があり、高くつく話なので、コストとリスクとケアを確り計算して、代金前受けで高く売るのが良いでしょう。
風様、ご説明ありがとうございました。ご主張は理解しました。リスクの点など一理あると思います。しかしソマリアの海賊対策にはNATO諸国以外にインドやパキスタン、オーストラリア、マレーシア等も兵力を出しています。これらの国々に対し「ウチの船の護衛も宜しく、人も金も出しません」で通せる程の外交力が日本にあるでしょうか。国会では送るか送らないかではなく、送るのが海保か海自かが争点になっていますね。