昨年12月に民主・自民の超党派の7名の議員で発表した年金抜本改革案。
その後、経済団体などから「内容を聞かせて欲しい」という要請があり、あちこちにでかけて説明しています。
今日は経済同友会での説明と質疑応答。経済界の関心の高さがよくわかります。私の持論としては、年金問題は、技術的に突き詰めていけば一定の結論に達するというものであり、きっちり議論を詰めていくことが一番大切です。
一昨日、厚生労働省が、5年に1度行うことになっている、年金の財政検証の結果を発表しました。
これによると、一応、モデル世帯の所得に比べ5割を上回るレベルを維持できるとしています。しかしこの計算の前提はあまりに甘いもので、その最たるものは年金積立金の予想運用利回り。何と4.1%という前提です。これまでが概ね2%台だったことを考えると、今後4.1%もの運用利回りが確保できるというのは明らかに過度に楽観的な見積もり。数字を作るために、楽観的な前提をわざと使ったと言われても仕方ないようなものです。
今回の財政検証で、今の年金制度が、いかに根本的問題に突き当たっているかが、改めて明らかに示されたと思います。
今政治上の課題は、景気対策一色。しかし、年金問題は国民の生活の安心にとってやはり後回しにすることが出来ない問題であることは明らかです。きっちり、議論を詰めます。
コメント
コメント一覧 (2件)
このような不景気の関わらず、大事なお金を無駄に使い、もはや違法とも言える出玉換金、実質賭博営業を行っているパチンコ店を取り締まるべきです。
下のアドレスで署名活動を行ってます、是非日本からパチンコ店を締め出しましょう。
http://namonakishimin.web.fc2.com/seigan/pachinko.html
つい2、3日前にも、換金ゲーム店が挙げられていましたが、あの手のニュースを見る度に、何故同じことをやってるパチンコ屋はスルーなんだと憤りを覚えます。下の方に同意します。
それはさておき、年金の安定は国民の財布の紐を緩め、そのまま景気対策にもなりますから、ここは大串議員を応援したいと思います。ただ状況によっては、多少ハッタリかましても良いですよ。バーナンキの発言と株価の連動を見てそう感じました。