今日の衆議院本会議においては、国民年金法等の改正案について審議入り。
民主党からは長妻昭議員が代表質問に立ちました。
この法案、基礎年金部分の国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げるもの。これが、政府がこれまで言ってきた「百年安心の年金」の財政的基礎となります。
すなわち、「百年安心」と言ってきたことも、国庫負担が2分の1に引き上げられなければ確保できない計算になっているということ。
この法案の一番の問題は、2分の1に引き上げる財源が、いわゆる「埋蔵金」であって、安定財源ではないところにあると思っています。
さらに加えて、今日の代表質問で驚きの答弁が。
現在の年金制度の将来見通しは極めて暗いものとなっています。将来今の年金制度のもとで、きちんと年金の給付を受けられるか、多くの国民が不安に思っています。それにもかかわらず政府は、現行制度の微修正だけで現状を乗り切ろうとし、年金制度を抜本から見直そうとしていません。そのことを指摘して、長妻氏から、「百年安心」と今後も掲げるのか、と問うたことに対して、舛添厚生労働大臣の答えは、政府として「百年安心」ということを約束したことはありません、というもの。
それは自民党や公明党が言っていることであり、政府としては約束してはいないということなのでしょう。しかし自民党・公明党=政府であることはみんなが知っていることなのに、このような答弁が出てくるということは、「国民の信頼」が基本の年金制度をあずかる態度としては、大変問題です。
年金は信頼が基本。この基本を大事にしながら、抜本改革は必須です。
コメント
コメント一覧 (8件)
日本の国会議員のパワーバランスというのは中学校の部活動のように見えます。
3年生が白い物を黒と言えば1年2年は従わなければならない。
1年生から見ると3年生は神。2年生は良い人が多いけど、3年生の犬。
で、学年が1つ上がると、2年生は今まで3年生に押さえつけられていたものが爆発し、以前の3年生と同じ行動を取り始める。
2年生だった頃は「自分達が変える」とか思ってても結局同じ行動を取りはじめる。(最大権力だから何しても何も言われない)
1年生は自分の立場上の苦労を分かってるから2年生になると1年生に寛大。でも3年生から押さえつけられる。
以下、無限ループ。
小沢さん→3年生
テレビでよく見る幹部→2年生
大串さん→1年生
こんな感じに見えてますし、実際そうなんだと思います。
大串さんが正論を言っても「お前何言ってんの?」で終わってるような気がします。
民主党に限らず、どこの政党もみな同じような感じなんでしょうね。
下っ端じゃダメだけど、上に行った時には人格が変わってしまうんでしょうね…
悲しいことです。
大串さんがそうならないように願ってます。
年金をぶち壊したのは誰ですか?
労働闘争を起こしていた社保庁職員では(自治労)ないんですか!
コンピューターの導入に反対し、導入後も手書きの仕事を残せと騒いで。
消えた年金五千万件、この原因の一つが職員(自治労)ではないですか!
この自治労の支持政党は何処ですか?
民主党でしょう。どうなってるんですか!
長妻昭議員はミスター年金とマスコミから持て囃されていますが、犯罪者がその手口を仲間にリークしただけでしょうが。
偏向報道を垂れ流すマスコミと自治労は解体しろ!
↑
それこそが偏向だろw
杉浦正健代議士 衆議院予算委員会質疑録
代議士は、平成20年2月25日予算委員会で、民主党の「マニフェスト」は、とうてい実現不可能なもので、有権者を釣る「毛針」だ、と鋭く指摘した。以下はその質疑録である。
http://www.seiken-s.jp/pdf/0803yosan.pdf
<↑
<それこそが偏向だろw
民主党支持者かどうかは判りませんが、こんな形でしか批評できない書き込み主を哀れに思います。
長妻議員 佐賀県に見えますね。楽しみにしてたんですが、残念ながら 他の行事が入ってしまって 行けなくなりました。ホント残念です。
11日の渡部恒三議員は神崎市でちょっと遠い…でもどっちかというと 長妻議員の話を聞きたかったなぁ
みゅん様
渡部代議士は12日らしいです。
「百年安心の年金」なんて普通に考えてキャッチコピーでしょ。大串議員だってそう認識しているからエントリータイトルで括弧をつけたんでしょう?百年先の確約なぞできる訳がない。キャッチコピーと政府としての答弁を同列に扱う論理展開に無理があります。舛添氏が年金改革はやらないと言ったのなら問題ですが、百年云々は単なる言葉の揚げ足取りです。
年金の国庫負担分を埋蔵金で賄うのは、一時しのぎにしかならないというのはその通りでしょう。ではどこから財源を持って来ますか?私は多少なりとも消費税のアップは避けられないと見ます。年金が、老人の生活を勤労者が支える構図である限り、高齢化社会の日本においてそれ以外の選択肢があるのでしょうか。
年金財政のスリムアップと健全化は当然第一に検討されるべきですが、同時に消費税論議もタブーにすべきではありません。先般、せっかく麻生総理が国民から顰蹙を買うことを承知で消費税アップをまな板に上げたのに、野党は議論に応じることなく政局優先で寄ってたかって叩きました。本当に消費税アップ無しで年金を始め福祉政策が実現出来るとの確信がお有りなんですか?そうでないなら今から議論しても決して早くはありません。消費税アップが国民に許容されるには時間がかかります。苦い薬を先送りにして国民受けしそうな甘言ばかり並べても、いずれは破綻します。ない袖は振れませんよ。