米国オバマ大統領がチェコでの演説において、核の廃絶を目指し、米国として包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を目指す方針を示した高く評価したいと思います。
世界の極めて多くの国々が署名しながらも、米国、中国などの国が批准していないことから、いまだ発効していないこの条約。しかし、米国が批准するとなると、ブッシュ政権下からの大きな方向転換であり、発効に向けて画期的な進歩を見るということになります。批准していない他国、特に中国やインド、パキスタンの動きに世界の目が注がれます。
そんな中で、北朝鮮のミサイル発射というこの事実(北朝鮮もCTBTは批准していません)。北朝鮮は衛星目的と言っていますが、核の能力を視野に入れてのものであることは明らかだと思います。
この局面に対して、先にも述べたように、米国をいかに本気で北朝鮮の核の脅威という問題に取り組ませるかが鍵です。特にオバマ大統領が核廃絶を訴える今、米国のコミットメント、本気度が問われます。
コメント
コメント一覧 (4件)
大串さん。政治家ならもう少し現実を見てください。本当にこの地球から核兵器がなくせると思いますか。中学生の研究報告レベルの話はもうやめましょうよ。わたしは絶対不可能だと思う。本気でオバマの言うことに期待を寄せているのだったら私は危なくてこの国の政治はあなたにまかせられません。軍事力こそ最高の外交力と信じて疑わない(これはある意味真実です。)核武装した一党独裁国家が隣に2つもある。普通だったら夜も眠れないぐらいの恐怖を覚えるはずですよ。(かってソ連の核の脅威にさらされていたドイツのシュミットはそう先代の福田首相に話しました)本気で国防を考えてください。国民の生活の安定は国防力の上に成り立つものだといった明治の偉人たちに思いをはせてください。今回のミサイル騒動はかっての黒船に匹敵すると思います。
米軍を日本から追い出したい民主党。
回りには核兵器を持っていると言われている国がたくさん。
政権を取ったときにそういったことに関してどう対応するのでしょうか?
しかも自衛隊に関しては全く異なる考えを持ってる社民党と手を組んで政権運営をしようとしてるんですから。
核の脅威から身を守る最善の方法が、自ら核武装することであるのは言うまでもありません。まずは公の場で核武装に関する議論がオープンに行われる環境整備が必要です。今のように、核の話どころか通常兵器による迎撃の話が出たたけで、ヒステリーを起こす輩が国会にいるようでは、北朝鮮にナメて下さいと頼んでいるようなものです。
非難決議さえ満足に出せない日本の国会を見て、金将軍様はさぞやほくそ笑んでいることでしょう。社民党、共産党は「中国やロシアとも連携したさらなる外交努力を」だそうです。彼らの言う外交努力とは北朝鮮に金と食い物を渡せということで、北朝鮮側からすれば勲章ものですね。そして政局の為なら、そんな奴らのご機嫌もうかがうのが今の小沢民主党です。鳩山氏曰く「野党多数の参院では(共産、社民と)連携できる決議を検討中」だそうです。国家の安全保障が危険に晒されているのに、本当に政局しか頭にないのがよくわかります。
こんな醜態を晒しておきながら、「米国の本気が問われる」なんて私なら恥ずかしくて言えません。「日本の本気を示す」のが先でしょう。
理想としては、核兵器根絶でしょうね。しかし、現実を見てください。インド、パキスタンが何故核保有国になったのか、その真の理由は支那中国に対抗する為です。これからの日本の行く末を担う人材と自負する政治家ならば、核保有を論議するぐらいのイニシアティブを持って政治を語ってください。