総選挙に向けての各党の政権公約、「マニフェスト」。すっかり国民にも定着しました。
来る総選挙に向けた民主党のマニフェストはほぼできあがっていて、実際に衆議院が解散された後の、発表の日を待っている状態です。
若い党と言われつつも民主党も10年を超える年齢を加えました。その間に、いろいろな分野の政策は議論され、積み重ねられてきました。ですから、選挙のたびに、あるいは党代表がかわるたびにマニフェストがころっと変わるようなことはありません。これまで民主党が、国会内外で発信してきたメッセージの総体がマニフェストに具体化されます。
自民党のほうでもマニフェスト作りが行われているようですが、その内容はどのようなものになるのでしょうか。報道では、「検討する」とか「・・・・する方向」とか、あいまいな内容が多くて、これをどうすべきか頭を悩ませているということが書かれていました。
ふと、思い出したのですが、私が官庁に勤めていた頃、自民党の選挙用マニフェストを、役所の中で内々検討し、チェックしていました。
政治の勝手な意見で、役所にとって不都合なことが書かれていることはないか、そういう観点からチェックしていたものです。
「検討する」とか「・・・する方向」」とかは、まさにあんまり明らかな言質をとられたくない、霞ヶ関官僚の独特の言い回しであり、手法です。
今回も「検討する」が多すぎるなどという問題が生じているということが、報道のように真実であれば、今でも自民党のマニフェストは役所との共同作業で作られているということでしょうか。
まずは、マニフェストを作る過程から、これまでの仕組みを変えていくことが不可欠なことは明らかなのですが・・・・・
コメント
コメント一覧 (5件)
いよいよ今日(7/21)解散ですね。解散により失職するわけですが、9月には再び衆議院議員として活動できるようお祈り致します。
外国人参政権、是非マニフェストに書いてください!
与野党共に国民にウケるような事ばかり言わないで下さい もっと真剣に国家国民のために努力して下さい
>Posted by at 2009年07月21日 09:20
自民党の工作員のつもりのトホホな方ですか?
>チャンスさん のご意見に同感です!
>「検討する」とか「・・・する方向」」とかは、~霞ヶ関官僚の独特の言い回しであり、手法です
↑:教えて頂きありがとうございます。
大串さんも、「お手伝い官僚」のお1人でしたものね。
今は、「民主党」への「お手伝い元官僚」さん。
過去の経験を活かしたご批判は「他の追随を許さない」…ですね。
私は、官僚さん全てを否定などしません。
だって皆さん、自分たちだけ良けりゃ…って人ばかりじゃないと思いますから。殆どが×だとしても、一部の人…そう大串さんみたいな人だってまだ存在して、今頑張っているんじゃないでしょうか?
それに、政治に翻弄される立場でもあるわけで、辛いと思いますよ。
正直、元官僚の大串さんから、同僚たちの悪口は悲しいです。
それから、言い回しが「官僚によって云々」はさておき、「マニフェスト」(現在は選挙公約とでもいいましょうか)って、そもそも未来系のものを「~にします!」「必ず~になります」という言葉で言い切って、それでいいんでしょうか?
公約を果たせなかったからといって、その責任を取るって、どういう方法で責任を取るんですか?
政権与党なら下野、野党なら代表交代…そんな程度で「国民」に「裏切り・不出来の代償」とするのではないでしょうね?
与党も野党も、解党や議員辞職くらいしなさいよ!
国民一人一人に土下座して謝るだけでなく、出来なかったことで「国民に賠償」しなさい!
本当、今度からは立候補者や当選議員には、契約書を取り交わさせて、賠償責任を取ってもらわなくちゃなりませんね!
そうでないから、騙したり、適当なこと言ったりするのですよね。