??なぜこんなに報道カメラが毎日役所の建物の中に??と思っていたのですが、よくよく考えてみると、菅氏が新大臣になってその動きを興味津津に追っているのか、と得心。
そう言えば、菅氏がこの前に大臣として省庁に入ったのは、かつての厚生大臣としての時。薬害エイズ問題で、徹底的に厚生省の厚い壁を破ったというあの時でした。私自身、9月の組閣の際からずっと、国家戦略局担当・経済財政担当等の大臣たる菅氏に近く仕えてきたので気づきませんでしたが、独立した一省庁の大臣として来るのはそれ以来ですから、「霞が関官庁とどう向き合うのか」ということで、関心を引くのは無理もありません。
そのような周囲をよそに、菅新大臣はマイペースに見えます。しかし同時に菅氏らしい動きの早さで、昨日の大臣就任以来、今日までにすでに政務三役会議は3回。「予算執行過程の透明化」や「納税者番号の導入」など、菅氏自身のイニシアティブも少しずつ出てきています。
政務三役のひとりとして新大臣の方向性をしっかり受け止めるべく、忙しさが増します。