今日、財政制度等審議会財政構造改革分科会が開催されました。
最近の財政健全化についての国際的な情勢について、参加委員などからの報告を受け、また、私の方からも、6月にまとめた財政運営戦略や7月にまとめた概算要求組替え基準、そして今般の各省からの予算要求の内容などについて報告しました。その上で、今後の財政運営について、委員から色々な意見を受けました。
委員からは、「マニフェストの内容も聖域化せず見直していくべきではないか」「財政の中期目標を考えるときに、歳出分野別の制度改革も含めた道筋を示すべきではないか」等々、活発な意見が出されました。
これらの意見に対しては、私の方から全て応答しました。これが今の財務省のあり方。
さて、代表選での論点のひとつとして、「財務省の言いなりになっていて、政治主導ではないではないか」ということが言われます。決してそうではありません。このことは、この財政制度等審議会の運営ひとつ見ても明らかです。
以前は、この審議会、このような受け答えについては、事務方が基本的には答え、会の一番最後に政務の者が少々コメントをするというようなことだったと思います。
しかし今は違います。全て政務の者が受け答え。なぜなら、財務省での意思決定は「政治主導」だからです。
この現実を、多くの方々にも知っていただきたいと思います。

