メキシコでのG20財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しました。
欧州危機が深刻な状況の中での開幕でしたから、その結果が注目されていましたが、国際的な金融危機への対応策として、IMFの強化などの方向性についておおむねの理解を得ることができました。もちろん、その大前提は欧州各国自身が自らの危機の克服に最大限の努力を行うことであり、それが明らかにされている点も適切です。
最近のこのような動きを受けて、金融市場にはしばしの安ど感が広がっているように見えます。
しかし、世界経済全体におけるリスク要因は、欧州以外にも例えば原油価格の上昇傾向など、看過できません。常に気を引き締めて状況をウォッチします。