IMF・世界銀行総会が閉幕しました。この総会を通じて明らかになったのは、世界の経済運営の「政治リスク」ということではなかったかと思います。
国際通貨金融委員会においては、日本の特例公債法案の件、米国の「財政の崖」の件、欧州の債務危機の件などが取り上げられました。どれも政治の意思決定の問題です。
さらには、日中間の現下の外交問題が世界経済に与える影響も、底流の懸念事項としてあったと思います。
スパッとした解決策を提示するのが難しい課題ばかりです。今回の総会は報道でもそのような取り上げられ方をしました。しかしこれが現実。何がしかの解決策を根気強く探していかなければなりません。それが政治の責任です。