地元も含めあちこちで道路などの公共工事が行われる‥‥‥これは年度末の風物詩?
一昨年の政権再交代直後に組まれた昨年度の補正予算は多額な公共事業予算を柱とするものでした。しかし、その執行は遅れ、今年度に繰り越され、さらには今年度中の執行ですら危ういのではないかと言われるほど。そこに今また政府が出している今年度補正予算案の中で1兆円規模の公共事業。
もちろん防災減災対策などを含め必要な公共事業は多数あります。しかし、このところの公共事業予算の組まれ方には疑問があります。
すなわち、あまりに一度にドッと予算組みされたために、資材価格の高騰に加え、資材不足、技術者不足などが一気に露呈する結果となっています。昨日話しを聞いた地元業者の話しでは、工事現場での道路通行整理を行う警備員さんの手配ですらままならないほどだと。
さらには、各地方公共団体においては、資材価格高騰の結果、利益が出ないため、入札が成立しないケースも多々出てきています。
公共事業による景気下支え効果はもちろん存在しますが、そのタイミング、ペースは十分要検討です。