今回の参院選の争点は、「暮らし・経済」と「憲法」、このふたつが圧倒的に大きい。
参院選で仮に十分な議席を確保できたら、憲法改正の議論を進めていきたいと安倍総理は考えていると私は確信しています。この点は、予算委員会で安倍総理と安保法制を含め憲法問題を議論してきた時の感覚として、本当に確信しているわけです。
予算委員会で安倍総理に「どのような憲法改正を考えているのか」と問うと、「国会で議論を尽くして」と曖昧な答弁をします。しかし、いったん国会の外になると、「9条は変えなければならない」ち明らかに言います。そしてそれに対してまた国会で問われるとまた曖昧にして隠す、という繰り返しでした。
しかし、「憲法に指一本触れてはいけないというのは思考停止だ」と高飛車に決め付けたあの答弁は、心の底から憲法改正をしたいと思っていることを、何より明らかに語っていました。
安倍総理は参院選に向けてその本心を隠しています。自民党の選挙公約の中で、憲法改正は一番最後に触れられているのみです。
この極めて不誠実な態度のもとで、もし本当に憲法改正の議論が進めらることがあるとすると、国民的議論とは到底言えません。
この点は、私たちの方から、参院選であえて争点として明らかにしていきたいと思います。