今日、参議院本会議で、TPP協定は承認されました。
トランプ次期米大統領がこれだけはっきりと「離脱する」と発言しているTPPについて、こんなに強行に次ぐ強行を重ねて国会を通した安倍総理の発想は全く理解できません。
国会でTPPを承認することで、日本としてはTPPについて再交渉は受け入れないということを明らかにするという意義があると安倍総理は言います。しかし本当にそうでしょうか。
トランプ氏は「TPPではなくニ国間貿易交渉を行う」と言っています。だとすると、TPPの内容を国会でも認めた日本に対してトランプ氏がニ国間貿易交渉でまず言うことは「TPPの時よりもさらに譲歩してくれ」であることは明らかだと思います。
TPPにおける再交渉はしないと安倍総理は言いますが、TPPにおいて示された農業面を含む内容に国会で強行採決させた安倍総理の責任は極めて重大だと思います。