厚労省における、毎月勤労統計の不適切調査問題について、今日、再度政府からヒアリングを行いました。
特に今焦点となっているのは、誰が、なぜ、いつの段階で、「全数調査」であるべき‘ところを、3分の1の対象だけの「抽出調査」でいいと判断したのか、また、それに関する組織的な関与の有無、です。加えて、昨年1月に、3分の1だけの抽出対象となっていることを「補正」した際に、誰が、なぜそのような判断をしたのか、全数調査でないことを認識していたのではないか、組織的な関与はどうだったのか、といった点です。
これらは、先週の段階から、焦点であるとしてこちら側から回答を求めていた点。しかしながら、今日も厚労省は「ゼロ回答」。何を聞いても「調査中」の一点張り。
今後弁護士を含めた特別監察委員会での検証が行われるので、そちらに報告すればいいじゃないか、ということなのか。国民に対して説明しようとする姿勢は全く見られません。
これだけ大きな問題を起こしておきながら、この厚労省の姿勢は極めて問題です。もちろん、それを容認している根本厚労大臣、そして間違いなく逐一報告を受けて了解している総理官邸の責任も大きいと言わざるを得ません。