今後衆議院農林水産委員会において審議される、農林水産共同組合貯金保険法の一部改正案について、党農林水産部会において、特に関係する農林中央金庫の皆さんからヒアリングを行い、議論を行いました。
農林中央金庫の最大の役割は、全国の農協、漁協等を通じて集まってくる、農林水産関係の皆さんからの預金を、適切に運用し、利益を上げ、そしてそれを現場の農協、漁協等、そして預金者の皆さんにできるだけ多く還元することです。
今日私から指摘したのは、その還元額が、この数年、いわゆる「運用環境の悪化」という理由から減少傾向にあるということです。
これは現場を預かる農協、漁業の皆さんにとっては死活問題です。なぜなら、金融部門からの収益は、農協、漁協にとってはまさに「大黒柱」だからです。
今日の段階で、この点についての現状、今後の見通しについて、農林中央金庫の皆さんから、明確な説明は聞かれませんでした。