31日までの緊急事態宣言については延長不可避かという声が聞こえてきています。今日までの感染状況を見る限り私もそうだろうと思います。
さらにそれに加えて、7月23日の東京オリンピックの開催を考えれば、思い切って長期に延長して、オリンピック開会近くまで引っ張ったらどうだという考えもあるそうです。
そのような考えも安直に出てくるのではないかと思っていました。しかしよく考えてみると、そんな狙いで単純に緊急事態宣言を引き延ばしたとしても、国民の間に慣れ、惰性みたいなものが生じるだけで終わるのではないでしょうか。そしてその結果として十分感染は減らないのでは。むしろリバウンドの危険すらあるかもしれません。
3月末に東京の緊急事態宣言を解除した時がそうでした。人々はすっかり慣れ切り、リバウンドの兆候がはっきりと見えていました。
必要なのはメリハリです。菅総理のコロナ対策にはこれが決定的に欠けています。