先週金曜日に自民党税制調査会においては、来年度税制改正についての大綱をまとめました。これをベースに岸田内閣においては、来年度の税制改革案を作っていくことになると思います。
しかし、印象としては、これと言って特色がないことが特色ではないかと思います。
岸田さんが声高に言っていた賃上げについても、これまで第二次安倍政権から長くやってきたことの焼き直しのようなものしか盛り込まれていません。実効性がないことは明らか。
岸田さんが総裁選の際に主張していた金融所得課税の見直しについては、当たり前のように先送りされました。
税は国家運営の基本です。
にも関わらず、岸田氏がどのような社会を作って行きたいのか、全く見えない内容となっています。
明日から衆議院予算委員会で補正予算案の審議ですが、我が党質疑者からは当然税制に関する質問もなされます。
岸田氏が自分の考えをどう語るのか、それとも語らないのか。注視したいと思います。