有明海西南部で海苔養殖を営む若手漁業者と意見交換を行ってきました。
昨年末に、秋の海苔が大不作だった時に話し合いを行いましたが、冷凍海苔のシーズンを終えて再度集まった次第です。
今年の漁期は結果として、秋に続いて冷凍海苔も大不作でした。レベルで言えば、平成12年の大不作をさらに下回るようなものです。
平成12年の大不作の際には、これをきっかけに有明海特措法が議員立法として作られ、有明海再生に向けてより強く取り組んでいこうということになりました。
その有明海特措法第22条に、赤潮の被害が大きな場合には、その損失を補填するような取り組みを国が行う、ということが書かれています。
今がまさにその時です。
海苔漁業者の皆さんは、毎年借金を抱えながら養殖を続けて来られています。海苔が連続して獲れない年が続くと、借金のために海苔養殖をやめたくてもやめられないという、深刻な状況を抱えるわけです。本当に深刻な状況です。