佐賀県弁護士会の皆さんが主催された、「シンポジウム 選択的夫婦別姓制度を考える」において、国会での情勢報告に行ってきました。
社会は大きく変わってきています。ジェンダー平等が強く求められ、いや、当たり前のこの時代、民法等の規定によって、婚姻に際してひとつの姓にしなければならないという現在の制度の問題点が明らかになってきています。
選択的夫婦別姓は時代の要請です。国連の女子差別撤廃委員会からも、女子差別撤廃条約を批准している日本に対して、夫婦同姓を定めた規定を「女子に対して差別的だ」として、数度にわたって勧告がなされています。
しかし、国会においては自民党からの反対の声が多く、なかなか議論が進みません。
今や多くの女性が就労し、社会で活躍する中、選択的夫婦別姓が認められないために、多くの女性が不利益を被っている現実を直視しないわけにはいきません。