日本オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の、森喜朗氏の昨日の、女性蔑視としか言えない発言は、言語道断です。
今日、森氏は記者会見を行って、その発言を撤回し、謝罪すると述べました。しかしその記者会見を全編見てみると、本心では悪かったとは思っていないのだなと感じました。
自分の発言に関して「誤解」という言葉を使いました。しかし、聞いた方が誤解したわけではありません。記者の質問を途中でさえぎり、「おもしろおかしくしたいから聞いているんだろう」と色をなして噛み付いたり。残念な会見でした。
国会でこのことを問われた菅総理も、危機感のなさを露呈していました。「その発言の詳細を知らない」と、使い古されたような言い訳で逃れようとしていました。もっと正面から即座に「あってはならない発言だった」と明言するべきでした。
私は、新型コロナウイルスの感染がうまく抑えられれば、オリンピック・パラリンピックは開催できたらいいなと思います。しかし、今のようなモヤモヤした状況の中で、国民全体として気持ちをひとつにして、いい大会にしよう、となれるのか、懸念されます。
—
【関連動画】
森会長の女性蔑視発言は不見識すぎる!「差別を許さない」姿勢を世界に向けて発信を!|衆議院議員大串博志