岸田総理の言う異次元の少子化対策、3月末までに強化策のメニューを示し、その財源については6月の「骨太の方針」においてその道筋を示す、としています。
なぜメニューと財源がセットで議論されないのか。ここに胡散臭さを感じます。
すなわち、統一地方選の前に国民に対して「おいしい」話しだけ聞かせようという魂胆ではないかと。
少子化対策を異次元のレベルで行うのであれば、相当な財源を要することは明らか。したがって財源もセットで議論してはじめて現実的なものとなります。
仮にメニューを先に示して、後から財源を考えるとなると、結果として財源調達の困難さから、このメニューはやはりできない、だとか、あるいは今はできないので将来的にいつできるか検討する、といった結果になるものが出てくるのではないか。
各種世論調査においても、岸田総理の少子化対策に期待するか、という問いに対して、期待しないという回答が多いと見受けますが、国民の皆さんもこの胡散臭さを感じとられているから ではないかと思います。