今週安倍総理は訪米し、トランプ大統領との首脳会談に臨みます。
北朝鮮、シリア問題等と安全保障上の難しい論点がありますが、通商問題も注目されます。
特にトランプ大統領は数日前に突然、TPPに復帰する場合の条件を検討するよう政府部内に指示を出しました。米国にとってかなりよい条件になるのであればということのようです。
首脳会談でこのような提案がなされた時、安倍総理はどう対応するのか。
トランプ大統領のこの方針転換は、米国内の農業セクターの強い意向を受けたものだと言われています。そのような背景の中で、日本として現在のTPPよりさらに農業面で譲歩できるはずはありません。ところが、トランプ大統領は先の鉄鋼やアルミニウムに関する制裁的な貿易措置を交渉材料として強く日本に迫ってくるのではないか。そんな理不尽な要求を安倍総理ははねのけることができるか。
大変気になり、かつ注目せざるを得ません。