問題となっていた、来年からの大学入学共通テストに向けての民間英語試験については、今日、「身の丈」発言をした萩生田大臣が、導入の延期を発表しました。
来年春から具体的に動き出すとされていたにもかかわらず、試験会場も日程も全く決まっていない、経済的な格差を是正するための割引制度の具体化もまだ、といった極めて杜撰な準備状況の中ですから、延期は当然です。
国会内において、この問題を指摘し続けて下さった、予備校の先生方や当事者である 高校生の皆さんから声を聞きました。
自分たちの不安な気持ちをストレートに発して行動に移してくれた彼らのアクションがあったからこそ、またネット上も含めて大きな声を上げてくれた多くの高校生の皆さんの動きがあったからこそ、今日の文部科学省の発表になったと思います。
若い皆さんが動けば物事は変わる。多くの皆さんに、そう実感してもらいたいと思います。
一方で、文科省としてはもっと早く今回の決定を下すべきでした。判断が遅れ、全国の高校の現場に大きな混乱を招いた文科省の責任は大きいと言わざるを得ません。