安倍政権は、2021年から大学共通テストにおいて、英語民間テストを導入しようとしています。
これに対して民間テストですので、例えば都市部の生徒は何度も受けやすいとか、経済的に余裕のある家庭の生徒は何度もうけやすい等という点から、「教育の機会均等」という観点からいかがなものかという声が出ています。
これに対して、萩生田文科大臣はテレビ番組で「裕福な家庭は回数受けてウォーミングアップできることはもしかしたらあるかもしれないが、そこは自分の身の丈に合わせて、二回を選んできちんと勝負して頑張ってもらえば」と発言しました。
「身の丈に合わせて」とは、まるで経済的な格差を当たり前のこととし、その中で頑張れと言っているようなもので、「教育の機会均等」を守る立場の文科大臣としてはあるまじき発言です。
今日、萩生田大臣は「説明不足」を陳謝しましたが、説明不足の問題ではありません。撤回し謝罪すべき発言です。そもそも文科大臣としての資質すら欠くと言わざるを得ません。