今日は、朝一番に久保田駅からJRに乗り込み、飛行機を乗り継いで上京。
お昼から、上京されている桑原・鹿島市長、田中・江北町長ほか「長崎本線存続期成会」のメンバーの皆さんと合流。
当期成会のメンバーの皆さん、九州新幹線長崎ルートの検討状況についての思いを国の役所や、関係国会議員に聞いてもらいたいと上京されてきたわけです。
今、検討されている九州新幹線長崎ルートは、2年半前の「政府与党申し合わせ」でその方針が明らかにされました。その中では、沿線の地方自治体の調整がついたところで着工する、と書かれています。「沿線の自治体」ということは、県はもちろん、沿線において関係するすべての市町村ということ。そのすべての同意が得られてはじめて着工のはこびとなるということです。
現在のところ、この同意に関しては、鹿島市、江北町としては同意できないという意思決定が行われているという状況です。
そんな中、与党の整備新幹線建設促進PTの中で、「市町村は除いて、県だけが着工に同意すれば、着工を進めてよい」という方向に、仕組みを変更しようという意見が出始めています。
そこで、期成会の方々は、それぞれの地域として、着工については同意できないという考えであるということを国に伝えるために来られたわけです。
九州新幹線長崎ルートについては、時間短縮効果に乏しく、国、地方とも財政の厳しい折、費用に見合う効果は期待できないため。私は反対の立場です。なにせ、佐賀から福岡までは数分の時間短縮効果しか期待できない一方、今便利な特急みどり・かもめ号の使い勝手も悪くなるので、佐賀にとって十分なメリットがあるかは疑問です。それに対して費用は2700億円を超える巨額。また、県だけの同意で着工ができるということになれば、市町村などの地方の声は無視していいのか、という根本的な問題も生じます。
今日期成会の皆さんは、関係国会議員の部屋をまわり、意見書を届けられると同時に、国土交通省の担当課長とも面会。この面会には私も同行しました。
面会が終わって、記者会見の中、「新幹線問題は佐賀での参院選の争点となるか」との問いが発せられました。私の答えはもちろん、「そうなるでしょう」。
自民党の候補予定者は、新幹線建設の推進を主張しています。その一方民主党としては「費用に見合った効果はあるのか」と疑問を呈しているという構図。
このお互いの主張の違いを明確にして、参院選において、県民の皆さんの声を明らかにしていく機会としていかなければなりません。
コメント
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まず空港をきちんと黒字転換させてからじゃないですかね。