昨日東京で開催された、九州各県県議会議長と九州選出国会議員との意見交換会と同様な趣旨で、本日佐賀で、「地方再生「交付税」復元緊急総決起大会」が開催され、県知事をはじめ多数の首長のみなさん、そして多くの地方議員の皆さんそして、県内選出国会議員が参加しました。
三位一体の結果、はからずも大きく削減された地方交付税を取り戻すべし、という意志表示のために集まった会合ですが、昨日に続き釈然としない気持ちが残りました。
なぜなら、なぜ地方がここまで厳しくなったかというと、ずばり「地方分権」を言葉では語りながら、実際には中央から補助金をばら撒く国のかたちを変えようとしない、現在の与党政治のためです。
日本は極めて中央集権的な国です。だから国のちょっとしたさじ加減ひとつで、地方が苦しめられています。それがなぜ改まらないかというと、今の与党政治が、基本的には中央から族議員たちが補助金をばら撒いて、それと引き換えに票とカネを集める、という構造の上になりたっているからです。ですから言葉では「地方分権」と言いながらも、それが実際に実行されることはありえません。
そのような中央集権的な体制の中で、地方へのしわ寄せは続きます。三位一体改革の中での交付税削減も、その象徴的なあらわれと言えます。
与党系の方々が圧倒的に多い地方議員の皆さんと今日の会合に参加して、「地方を守るために交付税を復元させよう」と叫ぶわけですが、そもそもの国の政治の構造が上述のようなものなので、なんとなく「自分たちで自分の首を絞めている」ようなものではないかという思いがぬぐえません。
なんでこんなおかしな政治の状況が、この国では続いているのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (1件)
大串議員のおっしゃる通り、まったく同感です。このようなおかしくて笑いたくなるような現象が、いろんな場面でみられます。与党系の議員さんの不勉強もさることながら、私たち有権者にももっと政治の勉強が必要だと強く思います。今朝の新聞報道を見て私もおかしさを感じたばかりです。