今日、党経済連携プロジェクトチーム総会を開催しました。先週金曜日に発表された日米合意の内容についてヒアリングを行いました。
政府からの報告の内容は概ね想定内のものが多かったのですが、予想外のものもありました。
例えば、政府の説明では、日米合意はなったものの、米国政府による米国議会に対する通知については、まだ米国から確認をとったわけではないと(!)ちょっと驚きでした。これがなければ日本の交渉参加は確定しません。
おそらく、豪州、NZなどから、「米国との間で日本があれだけ譲歩したのであれば、我が国にもこれを譲ってくれ」と次から次へと要求を突きつけられているのでは。そのために豪州などからの日本の交渉参加への合意が得られる見通しがまだ立っていないのでしょう。米国政府は、豪州なども含めた全交渉参加国が、日本に対してGOサインを出さない限りは議会通報しませんから、そういうわけで、米国議会通報ができていないのでしょう。
安倍政権の、あせった交渉手法が国益にかなっていないことは明らかです。