昨晩から今朝まで、ずっとTPPについての日米協議の行方を探っていました。結果は、重要な道筋については合意したけれども継続協議。
事前に言われていた「大筋合意」にはなりませんでした。
しかし、本当にそうだろうか。うがった見方をすると、内実としてはかなりつまってきているのだけれど、今週日曜日に投開票日を迎える鹿児島2区補選のことを考え、そうはっきりとは発表しなかったということなのではないかとさえ思います。
なぜなら、米国がそう簡単に、「TPPについては目立った進展なし」で理解を示しているとは思えないからです。
今般の日米共同声明には、尖閣諸島を含めた日本の施政下の領域が、日米安全保障条約のカバーする範囲だと書かれました。そこまで書くことを米国が受け入れながら、TPPについては、また今度、というだけでは済まないのではないかと思うのです。
今週日曜日以降の動きをよく見ていきたいと思います。