TPPに関して、3月の閣僚級会合で大筋合意するのではないか、それを視野に日米交渉が進んでいるという報道が多く出ています。
それら報道の内容はどれもかなり具体的に、牛肉、豚肉、コメ、自動車、自動車部品などについて、関税率の数字入りで出ています。
ここまで出ているということは、おそらそのような方向で議論が進んでいるのだと想像されます。あるいは、世論形成を行うために、わざと事前に流しているのではないかと思われるくらいです。
米国の養豚業界は「日米交渉で重要な進展があった」と、まさに交渉内容を知った上での声明を出しています。
ところが、こちら側日本では、報道で情報を見るのみで、政府からは「交渉中なので言えない」の一点張り。
この透明性に関しての彼我の違いの大きさ。これで大筋合意がなされるとすると、最後まで結局、安倍政権は情報を開示に対して消極的だったということです。国会で厳しくただしていきたいと思います。