衆議院安全保障委員会で質疑に立ちました。
様々な問題を取り上げましたが、中でも、普天間基地の辺野古移設をめぐる動きを取り上げました。
先日、翁長知事は、政府による移設作業を7日以内に取り消すべし、そうでない場合には工事に必要な岩礁破砕許可を取り消すという考えを示しました。
これに対して政府は、翁長知事のこの動きは違法なものであり、移設作業を粛々と進めるとしています。
私たち民主党としても、普天間基地の固定化は絶対にあってはならず、辺野古への移転という方向性は共有します。
しかし、それに向けた進め方、沖縄県との向き合い方には、安倍政権のあり方は極めて問題が多いと思います。
そもそも安倍政権は県の意見に耳を傾けようとせず、極めて上から強権的に進めようとしています。翁長知事が上京しても総理は面会すらしません。沖縄交付金が削減されたことを、普天間の問題と結びついていると見ている県民も多いと思います。
このまま国が強権的な進め方で行ったら、国と県との間の対立はさらに抜き差しならなくなり、訴訟にすら発展し解決の糸口はさらに遠のくのでしょう。
私は今日の質疑の中で、もっと沖縄県に寄り添う姿勢を求め「北風政策ではなくて、太陽政策を」と訴えましたが、中谷防衛大臣は聞く耳を持たない風でした。
先行きを大変懸念します。