普天間基地移設の問題。翁長知事が埋め立て許可を取り消したことに対して、政府は行政不服審査手続、執行停止に訴えてきました。
これまで、衆議院安全保障委員会において、私たち野党側からは、沖縄に寄り添う真摯な態度が重要であって、間違っても法廷闘争で争うようなことになってはならないと繰り返し主張してきました。しかし事態は残念ながらその方向に向かっています。
昨日と今日、衆議院安全保障委員会は、委員会視察で沖縄を訪問しました。プログラムの中には普天間基地の外部からの視察も含まれていました。私は野党側を代表して、与党側に「政府という一方当事者から意見を聞くのみならず翁長知事にも会って話を聞くべし」と求めましたが、与党側は「時間がない」という理由にもならないことを述べてこれを拒否。このため私たち野党側メンバーは視察への参加を取りやめざるをえませんでした。
本来は与野党合意のもとで行われる委員派遣。これが与党委員だけ参加のもとで強行的に行われたわけで、ありえないことです。
ここにも、安倍政権、与党の傲慢な、一方的な態度が現れています。このような態度で普天間基地移設の問題がうまくいくわけはないし、法廷闘争を止むを得ずとする安倍政権のスタンスは異様です。