パリにおけるテロ事件の発生を受けて、与党からは、日本でも「共謀罪」を創設するべきだという声が出ています。
これまれ数度にわたって与党から提案され、過度に人権を抑制することにつながるのではないかという懸念から成立するに至っていない共謀罪。
私も衆議院法務委員会で議論に携わったことがありますが、かなり慎重な議論を要する法案でした。
今回、パリのテロ事件をきっかけに、与党側からの発言となっているのですが、唐突感があります。
上述のように、十分に内容を検討しないと、犯罪行為を行っていないにもかかわらず、それにつながるというだけでかなり広範に処罰される結果となりかねない法案です。
テロが発生した直後の大きな衝撃の中で検討することは適当とは思われません。慎重な検討が必要です。