TPPについては、今日も国会で議論が行われましたが、農林水産大臣に対して、「農業の重要5品目の中で、関税が全く無傷であったもののタリフライン上の数はいくつか」と問われて、答えられないというおかしな状況。
さらに中断を挟んで、農水大臣から出てきた答えは「無傷のものはありません」と。すなわち、安倍総理が繰り返し述べていた「農業の聖域が確保できた」というのは、全く根拠がないことが明らかになりました。
この一事をもってしても、今回のTPP合意が国益にかなったものになっていないことは明らかであり、そのようなものを国会で認めるわけにはいかないと思います。
そんな中、与野党の国会対策委員長会談が行われました。これを受けて、TPPの今国会での取り扱いについては来週の与野党の幹事長会談で最終的に決めるということになりました。
私は事実上、TPPの今国会での採決は困難だと思いますし、拙速な形で行うべきではないと思います。継続審議とされるべきです。