今日は、午前中事務所において来客の方への応対など。午後は事務所において執務、同僚議員との今後の委員会審議に向けた打ち合わせなどを行った後、夕刻は「車と社会を考える政策フォーラム」に同僚議員らと出席して、自動車の問題、環境の問題などについて議論を行いました。
夜は、東京の支援者、世話人の方々との懇談会を開催させていただきました。今日集ってくださって方々は、金融界で仕事をされている方々、あるいはそうではなくとも金融界と近いところで仕事をされている方々が多く、話題は自然と、東京の金融市場としての現状についてに至りました。
今、日本経済は景気拡大の時期と言われていて、もちろん最近の国際的な金融市場の混乱で影響は受けていますが、経済全体の強さは変わらないと言われています。
しかし日本の金融資本市場の世界での地位、立場に眼を転じてみると、その内実では日本に世界の資金が集まらない、そのような深刻な状況にあることが見えてきます。
日本の金融市場が世界の中で、またアジアの中ですら魅力的な、競争力のある金融市場としては今や成り立っていない現状です。
私はこの現状に大きな危惧を抱かざるをえません。このことが長期的な日本の成長の可能性をそいでしまっていると言わざるをえないからです。
年金の問題や地域の格差の問題、財政赤字の問題など、眼前の喫緊の政策課題も急ぎ対応しなければならない問題です。しかし同時に、日本の金融市場のあり方の問題、これは日本の産業構造のあり方を通じて、日本の長期的な成長力に大きな影響を与えます。極めて重要な課題です。
コメント
コメント一覧 (1件)
日本の金融市場は魅力がない。
経済成長度合いから見ても中国やインドに劣る。
たしかに時代はブリックスに投資が流れているように思います。
ところで国内における株式配当金が過去最高。
その反面、給与所得は9年連続の減少。
これはどういったことなんでしょうか?
企業収益はあるのに、それを支える礎になる社員には還元されていないと映ってしまいます。
人は石垣、人は城とは言ったもので、足元が見えないと成長も発展も望めないのではないでしょうか。
末端で働く人への処遇や待遇を一から見直すことから始めないと、どんどん魅力がなくなっていくような気がします。