地元で、知り合いの大規模農家の方と意見交換をしました。
これまでの政府の「大規模農家奨励」の方向性を先取りするかのごとく、規模拡大をしてこられた方です。その結果土地を集約して、20ヘクタールを超える農地を耕作していらっしゃいます。その上、積極的な投資も行って、品種などにも最大限の工夫をして、「高価だけれどおいしいコメ」を販売していらしゃったかたです。
まさに、これまで政府が推し進めてきた、大規模化、商品差別化の典型のような農業が行われていて、若い跡継ぎ君も頑張っています。
ところが、よくお話しを聞かせていただくと、ここでも日本の農業の苦境の様子ははっきり見て取れます。上記のような積極的な農業経営を行ってきたにもかかわらず、この数年間の間に急激に収益が激減しているとのこと。「おじさんのところでそうなら、他の農家のところでもっとひどかでしょう・・・・」そう絶句せざるを得ません。
夕刻に農家の方々の集会に参加させてもらったところ、「ここに来とるもんは、みんなこれまで自民党やったばってん、みんなやめたばい」
これまでと同様の方向で、さらに画一的な集約化大規模化のみを進めようとする、現在の品目横断的経営安定対策の抜本的な見直しは、絶対に行っていかなければなりません。
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