昨日もこのブログで書きました、道路特定財源、暫定税率の見直しにかかる修正協議の問題。
明日月曜日から議論がどう進むのかが注目されています。私も今晩上京。明日以降、党内で議論していくことになると思います。
報道では、私たちの党の幹部が、先日与党側から示された修正協議のたたき台について、一般財源化について具体性がなく、また税率の引き下げについてはまったく言及していないことから、協議には応じない、もしくは応じるのは難しいという認識を示したなどと言われています。
さて、協議に応じない、ということについてはどう考えるか。私は、相手方が示すたたき台が、私たちが主張する内容とかなり遠いものであっても、協議自体には応じるべきだと思います。その上で、議論がまとまらないのであれば、それはそういう結果として受け止めればいいわけです。入り口をふさぐ必要はないでしょう。おそらく、我が党幹部も、協議しない、とまでは言っていないのではないかと私は思っています。
一方、私の感想としては、与党側が示した修正協議のたたき台については、一般財源化について、本当に不十分なものだと思っています。
「税制抜本改革時に一般財源化に向け見直す」と書かれていますが、これをよくある役所言葉の文学として読み解くと、こう読めます。
すなわち、まず「税制抜本改革時」とは何を意味し、それをいつに行うのかが書かれていない。したがって、「いつ」一般財源化に向けた見直しを行うのかは、まったく約束されていません。次に、一般財源化に向け見直す、とあります。すなわち、一般財源化「する」ことが約束されているのではありません。あくまでも一般財源化に「向け見直す」だけ。したがって、何を行うか、またその結果が何であるかについても、まったく約束されていないわけです。
上記に述べたように、もちろん修正協議には正々堂々とのっていくべきだと思いますが、事実として与党側の修正協議たたき台はまことにあいまいなものであり、具体的に何かが前に進んだと言えるものではないと思います。
コメント
コメント一覧 (1件)
与党、道路修正案を提示・民主は協議に応じぬ構え
http://news.google.co.jp/news?sourceid=navclient&rlz=1T4IRFA_enJP251JP251&um=1&tab=wn&hl=ja&q=%E5%BF%9C%E3%81%98%E3%81%AA%E3%81%84