昨日に続き、内閣改造について。どうしてもその意味するところがよくわからない点が二つあります。
ひとつは、麻生氏がどのような理由で幹事長を受けたのか。麻生氏は前回の組閣の時に入閣を固辞しています。それが今回、幹事長という重責を受けている。しかも幹事長職というのは、総理とともに連帯責任を負わされる側です。それを受けたことについては、何がしかの背景があると思います。その背景が今後の政局にもたらす影響は何でしょうか。
もうひとつは、いわゆる財政再建についての、「上げ潮派」と「消費税派」との対立の中で、上げ潮派が明らかに遠ざけられ、消費税派が用いられていること。
これもある意図があることだと思われますし、そうだとすると、この点でも今後の政局に微妙な影を投げかけるのではないかと思います。
一触即発の現下の政治状況の中での内閣改造。そのひとつひとつの人事が政局のあり方に直結します。
コメント
コメント一覧 (2件)
「福田首相はつねづね、パフォーマンスではなく仕事をきちんとやればおのずと成果は出てくる、との考えだと聞きます。その考え方自体は私も賛同できるものです。」
政治理念というか考え方であり、実務派、国民の事を真面目に考える議員の方であれば、そのような考え方になるだろうと思います。
前回、麻生氏は、副総裁を辞退されています。また、麻生氏を快く思わない人がいた事や総裁選で敗れて建前上の依頼、内閣失敗時の救世主としての内閣外ポジションにいる必要性、野球の監督であれば、一度解説者経験のように外部にいる必要性。このような要素があっただろうと推測しています。現に支持率が低迷して救世主的な党ナンバー2の復帰ですから。
基本方針2006では、やや上げ潮派が、優遇されています。ただ、想定が甘かった点は、否定できません。歳出削減はある程度の予想内で推移します。に対して歳入については、グローバリゼーションの影響が大きく、想定内で推移しない事があります。堅実路線を選んだといえます。
推測ですが、小泉・安倍色を少し薄める意味と同じ派閥であるため遠慮がいらない、党で頑張ってもらう処遇。そう割り切っていると。後、内閣は行政担当で、官僚を批判ばかりする人は向かないとの判断もあるでしょう。
中川(秀)氏については、与謝野氏だけでなく、同じ清和研の町村官房長官とも対照的です。同じ代表世話人でありながら、派閥より内閣(実務)重視の町村氏です。もっぱら中川氏に任せてあるという評判です。性格、適材適所、そういう要素を取り入れていると考えるのが、妥当に思います。
内閣改造は自民党のお家事情
しかし国民の審判を受けていないにも関わらず、政権与党である為に、本質は派閥政治でありながら「選挙までの内閣」を派手にマスメディアは報道しています
麻生氏は福田総理の力量を自分なりに見極めたんでしょうが
個人的に自民党は総裁選で麻生氏ではなく福田氏を決めてしまった時点で自民党には明日はないと思います。派閥の古い体質で福田氏を押したのにこれまで福田総理は
国民生活に大した実績もなく
総選挙までに官僚主導の政治を打破出来るのでしょうか?
先日佐世保でもアメリカの原子力空母が放射線もれを外務省官僚が隠蔽をする事件が発覚し、地元では以前にもあったのでは??…と動揺もあるのではないしょうか?私は佐賀在住ですが心配です
町村長官も認めてましたがなぜ人体に影響がある、ない、に関わらず外務省は政府に報告をしないんでしょう?
詭弁自公政権の政治が生活直結問題をあやふやにするのは頼り無さ過ぎます
福田総理の「安心実行内閣」なんて信用出来るわけありません
結局総理大臣が福田氏だろうが麻生氏だろうがもうすでに自民党のお家事情でしかなく総選挙までに自民党に日本の将来展望は望めません。政治家不信を払拭して下さい