中曽根元首相が、「最近の首相はサラリーマン化している」と述べました。
安倍、福田総理の二代にわたって、途中で政権を投げ出すような形で辞任したことを受けての発言です。
しかしこの発言、私にはかなりひっかかります。
「サラリーマン」は途中で仕事を投げ出すのでしょうか。私は、サラリーマンではありませんでしたが、公務員として、サラリーマンと同様、組織人として働きました。その経験からすると、サラリーマンだからといって、今回のように、重大な職務を担っているときに、いきなり投げ出すことはないと思います。
「サラリーマン化」している、などという言葉が出ること自体、政治家は特別だという立場から、何やら「上から目線」で考えているのが明らかです。
この発言、私には大変な問題発言だと思われますが、みなさんはどう思われますか?
コメント
コメント一覧 (4件)
かわりの人はいくらでもいる、という意味で受け取りました。一人のサラリーマンが、社運を背負った仕事を途中で投げ出しても、会社の経営責任は別物ですから、経営者側は直ちにかわりの人選をするでしょう。どこか違いますか?
かわりの人はいくらでもいる、という意味で受け取りました。一人のサラリーマンが、社運を背負った仕事を途中で投げ出しても、会社の経営責任は別物ですから、経営者側は直ちにかわりの人選をするでしょう。どこか違いますか?
中曽根さんは大正生まれで、元軍人ですから、「サラリーマン」という言葉を大昔の意味合いで使っておられると思います。
中曽根さんが若いころの日本は、自営業者がほとんであり、新種の「サラリーマン」という人種は少数派で、その安定した身分はあこがれの対象でしたが、「勤め人根性」という言葉もあったように、責任が限定された気楽さは軽蔑の対象でもあったと聞きます。
中曽根さんの発言中の「サラリーマン」は、現代日本の多数派であるサラリーマンを指してのものではないと思います。
でも、誤解を与える発言は、よくないですね。
がんばってください。応援しています。