朝起きて、テレビのニュースを見て愕然としました。通過すると思っていた、米国金融安定化法案が、下院で否決されている・・・・・
ニューヨーク株式市場は当然のごとく激しく下落し、その余波は今日日本市場にも及びました。
この米国発金融危機のために、解散総選挙の時期まで影響を受けるのではないかと言われていますが、私は、影響を受けないはずはないと思います。
日本の金融機関はサブプライムローン問題での直撃を受けていませんので、そう強くは感じませんが、今回米国発で生じている金融危機の深刻さは、とてつもないスケールのものである可能性があると私は思っています。
米国の証券大手まで一瞬で破綻するこの規模の深刻さ、そしてスピードの速さ。そうであるが故に、決済システムには直接の連関のない証券会社にまで、75兆円規模の公的資金投入を考えざるを得ないこの実態。
ただし、今回のような問題に対して、政策的にとれる措置が限られているのも事実です。であればこそ、この金融安定化法案、今後の上院での審議を経て、何とか両院協議の中で成果に行きついて欲しいと思います。今後数日の推移を見守っていかなければなりません。
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