「消えた年金」ならぬ「消された年金」。年金記録を社会保険庁職員が勝手に改ざんし、その結果もらえるはずの年金がもらえなくなっている例が明らかになってきています。
その数は、少し前には約7万件と舛添大臣は発表していましたが、今般改められ、延べ144万件にものぼるとのこと。正式な数はまだまだ究明しないとわかりませんが、「消された年金」問題の規模が極めて大きいことが推測されます。
これは例えば銀行で、預金通帳に自分の預金額が正しく記されていると思っていたら、行員が勝手にこれを小さい数字に書き直していたようなもの。それを公務所が行っていたわけですから、大変深刻な問題です。
我が党からの社会保険庁などへの問い合わせの結果、少しずつ明らかになってきたものですが、このやりとりに対しても、自民党から「検閲」が入っているようです。何ということでしょうか。
月曜日から始まる予算委員会での審議においては、この問題を取り上げ続けてきた長妻昭議員が質問に立つようです。予算委員会の場で、さらに真相究明が進むことを期待したいと思います。
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