毎年この時期に開催されている、全国町村長大会に来賓として出席しました。
同じく来賓として出席していた鳩山幹事長によると、昨年から民主党にも正式に案内が来るようになったそうです。全国の町村長会というと、おそらくほとんどは自民党系の首長さん方だと思うのですが、昨年の参議院選挙以降は、そういう変化が出てきているようです。
変化は大会の挨拶の中でも感じられました。
首長を代表して何人かの方々が意見表出をされましたが、今の自民党政治に対して大変厳しい意見が多く述べられました。
例えば、定額給付金について高額所得者を除くかどうかについて市町村に「丸投げ」となったことや、三位一体改革で分権が進むどころか地方交付税だけが減らされていることに対する不満など。これらはもちろん当然という感じですが、さらに加えて、小泉元総理が引退し子息に後継させることについても、極めて厳しい口調で異論が述べられました。
ほとんど自民党系の首長の皆さんの大会でも実情はこうなのかと驚きました。
また、麻生総理が来賓として挨拶を行いましたが、定額給付金のことを述べたくだりではヤジめいた声が飛びました。逆に鳩山幹事長が挨拶に立ち「市町村に高額所得者の取扱いを丸投げするのは、市町村に責任転嫁をするのと同じだ」と述べると大きな拍手が起こります。
これが実情なのであれば、是非全国の首長の皆さんにも、自民党だけが絶対なのではなくて、政権交代が起きることは地方にとってはむしろ健全なことなのだと、支援してもらいたい、強くそう思わせる大会でした。
(写真は会場の模様を壇上からとったもの。写りが悪いのですが)
コメント
コメント一覧 (2件)
自民党が批判されるのは、何も今回のバラまき政策で始まったわけではなく、政権与党だからでしょう。もし民主党が政権を取れば、その批判は民主党に向かいますよ。以前の社会党政権がそうだったようにです。また小泉元総理が息子に後継させる件を民主党議員が批判するのはどうでしょう?ここを見に来ている人なら、管直人氏が自分の息子を出馬させて落選したことなど皆さんご存知だと思いますよ。審判は有権者が下すでしょう。
ここのコメ欄に前も書いた気がしますが、私個人は今回の定額給付金には反対ですし、受け取る気もありません。経済効果が疑問視されるのはもちろんですが、創価学会=公明党が信者からのお布施というマネーロンダリングを介して、税金を懐に入れるための策に思えてならないのです。ただ市町村側の主張にも疑問を感じます。彼らはバラまき自体に反対しておらず、楽したいが故に、手間と責任を負うことに反発しているだけですから。