昨今の地球環境への関心の高まりからか、今日の来賓の挨拶などを聞いていると、このガタリンピックの意義、あるいは有明海、干潟の意義について、この海、干潟の特色ある自然環境を守っていこう、というメッセージが例年に比べて多かったと思います。
私も諫早湾干拓事業に触れつつ、有明海の自然を取り戻す機会に、このガタリンピックがなってくれればという趣旨の挨拶を述べさせていただきました。
しかし、本当によくよく考えてみると、この有明海の干潟、大変貴重な自然遺産です。「干満の差6メートル」とよく簡単に言われますが、普通の海で干満の差が6メートルもあったら大変なことです。例えば東京湾だったらどうでしょうか。想像しにくいですよね。
なぜこのような極めて珍しいことが起こるのか。有明海の形、そこの潮の流れなどから、あたかも「潮」という伝導体の振動が、共鳴するようにして増幅する結果、普通ではありえないほどの潮の満ち引きになっているのだという説明をよく聞きます。まさにこの有明海の特殊な形、潮流などすべての自然の条件が奇跡的にマッチして、この干満の差は生じ、そしてこの広大な干潟は生まれているわけです。そしてその結果、干潟の名物、ムツゴロウなどの特徴ある命が宿っています。
そう思いなおしてみると、ますますこの有明海の自然、守り抜いていきたい気持ちが増します。
コメント
コメント一覧 (1件)
ガタリンピック、私も行きました。
イベントでの来賓挨拶、ほとんど誰もまじめに聞いていないでしょう。坊ちゃんみたいな人が、まさか国会議員の方とは思わず、その場ではうわの空で失礼しました。
参議院の長崎選出、犬塚議員にはこの前大村で「開門までガンバルぞー」と気合いを入れて頂きました。
鎖国状態の長崎を、ジワジワと開門の波が押し寄せています。