安倍総理は今日米国に向けて出発。22日に日米首脳会談に臨みます。
TPPについて、自由化の「聖域」があるのか、オバマ大統領の感触を自らつかみたいとしています。
さてその「感触」。自由化の聖域、すなわち関税撤廃の例外がTPP交渉の中で認められるのかということでしょう。
この点について言うと、昨年4月10日の、当時の玄葉外務大臣・カーク米国通商代表会談において、「物品の関税の最終的な扱いについては、TPP交渉プロセスの中で決まっていくものであることを確認した」という結論になっています。
当時自民党はこの確認を、「そんなの確認は意味がない」と、引き続きTPPに対する反対姿勢を継続した経緯があります。
今回オバマ大統領から得られる「感触」がどのようなものなのかが鍵です。もし、上記4月10日会談と同じような内容の「感触」であれば、それをもって交渉参加に進むとしたら、「聖域なき関税撤廃を前提とするTPP交渉参加には反対」という自民党の選挙公約との関係で整合的なのでしょうか。
しっかり見届けていきたいと思います。