フロマン米国通商代表が来日して、甘利大臣をはじめとしたTPP関係閣僚などと相次いで会談。TPP年内交渉妥結に向けて日米で交渉加速を確認した、ということです。
TPPの年内交渉妥結は難しいのではないかという一般的な見方があります。
一方でフロマンは最近年内交渉妥結について、慎重だが楽観視している、という旨の発言をしています。英語でよく使う、coutiously optimisticという言葉ではなかったかと思います。
フロマンとは、私が内閣府大臣政務官だったときに、ある案件で米国出張し、当時大統領次席補佐官だった彼と、カウンタパートとして激しくやりあったことがあります。タフネゴシエーターでした。
その彼が今度はTPP担当の通商代表として関与し、年内交渉妥結を唱えているわけですから、私は一般的な見方よりも、米国は相当真剣に年内交渉妥結に向けてプレッシャーをかけてくるのではないかと思っています。
交渉をやりあった者としての勘です。