安倍総理は、今日の防衛大学校卒業式で訓示を行い、その際、集団的自衛権の憲法解釈変更に、強い意欲を示しました。
国会での議論において、一時期は相当踏み込んだ発言をしてそれが問題として取り上げられた後は、「安保法制懇で議論をしている」と、比較的慎重な発言を行っていた安倍総理。国会以外の場であれば、ということでしょうか、具体的なケースに触れる形で語りました。
この点が、まさに国会で問題となったこと。すなわち、憲法の解釈を変更するか否かという極めて重要な論点だから、国会でも十分議論し国民的理解を得るべく努めるべし、という議論でした。
しかし、再び、国会での予算審議が終わったとたん、この国会外での発言ですから、やはり国会での議論は軽視されているのではないかという疑念が払拭できません。