今日、党の非正規雇用・ワーキングプア対策本部で、派遣雇用の現場で不安定な雇用の現状に直面し厳しい状況に置かれている、当事者の皆さんからお話しを聞かせて頂きました。
妊娠したことから産休育休を願い出たところ、これを却下されたのみならず、派遣切りにあった女性。正社員と同様の仕事をしてきたにもかかわらず、正社員よりは低い待遇しか提示されず、結局は契約更改とならず解雇となった男性。
今回政府が提出している労働者派遣法改正案。今の政府は、この改正案で雇用は改善するかのごとく説明しています。しかし、派遣という立場で働いていらっしゃる方々が、雇用する側との関係で、以下に弱い立場に立たされざるを得ないかという点についての認識が、政府は極めて乏しいと言わざるを得ません。
この会議の場に、厚生労働省の担当者が来ていました。その担当者が曰く、今日は派遣労働の当事者の方々の話しを聞くことができて参考になりました、と。こんなことでいいのでしょうか。国会論戦の中で、法案の問題点を指摘していきたいと思います。