昨日、BSフジのプライムニュースに出演しました。テーマは、「軽減税率」。
与党の中で、消費税率の8パーセントから10パーセントへの引き上げ時に、痛税感の緩和のために、軽減税率の導入についての議論が行われていますが、依然として結論が出ていません。そのことを受けての議論でした。
我が党としては、軽減税率よりも、給付付き税額控除の方がよりよいと考えていて、私からも番組の中でそれを主張しました。
確かに、消費税率が上がると、特に低所得の国民の皆さんに対してより重く負担がかかるという「逆進性」の問題が大きくなります。したがって、痛税感をどう緩和するかは重要な論点です。
そのために、軽減税率を導入してという考えも理解できないわけでもありません。しかし軽減税率の導入は、低所得者というよりも、高所得者にも結果として大きな恩恵を与えます。その意味で、財政状況の厳しい今の段階で、軽減税率は本当に効率的で適切な方法なのかという疑問があります。
給付付き税額控除は、低所得者の負担軽減によりフォーカスしたものです。財政的にもより効率的です。
この議論がなかなか国民の皆さんに届いていません。それは私たちの努力が足りないという面もあると思います。
今後の国会論議のポイントです。