TPPに関する政府の説明は混迷を極めています
昨年秋、安倍総理はTPPが原則合意した後、記者会見で茶、メガネフレーム、焼き物の三つを挙げて、これから輸出が増えるとアピールしました。
ところが、この根拠、また一体どれだけ輸出が伸びるのか試算はあるのかと、今日の予算委員会で問われた際、安倍総理、また担当の石原大臣の答弁はしどろもどろ。
ついに、石原大臣が「茶については試算はあるが、メガネ、焼き物についてはない」と明言。根拠がないことが明らかに。
さらに、「では茶の輸出はどれだけ増えるのか」と問われ、答弁に立った森山農水大臣が口にした数字は、茶の輸出がどれだけTPPで伸びるかの試算の数字ではなく、TPPとは関係なく「これだけ輸出を伸ばしたい」という単なる目標の数字。
石原大臣が、いかに口から出まかせのような答弁をしていたかが明らかになりました。
これに限らず、これまでの予算委員会審議の中で、例えばあれだけ注目されていた自動車の輸出でさえ、どれだけ伸びるのかははっきりしないことが明らかになっています。
さらに予算委員会で追及していきますが、政府は、TPPのメリットについておそらく最後まで明確に説明できないと思います